「サポートされていないクラウドのロケーション」エラーの解決方法

「サポートされていないクラウドのロケーション」エラーの解決方法

Slidewiseはファイルを解析するためには、OneDriveと同期されたファイルが必要です。
「サポートされていないクラウドのロケーション」というエラーが表示される場合、そのファイルが正しく同期されていないことが一般的な原因です。たとえば、TeamsやSharePointのオンライン環境から「アプリで開く(Open in App)を使ってプレゼンテーションを開いている場合、TeamsチャネルやSharePointフォルダーが同期されていなければSlidewiseは動作しません。また、Windowsエクスプローラーから同期済みファイルを開いた場合でも、完全に同期が完了していなければ同様の問題が発生します。


OneDriveでコンテンツを同期する方法

Teamsでファイルを開いている場合

ファイルをTeamsチャネルから開く場合、そのチャネル内のすべてのコンテンツがOneDriveを通じてお使いのコンピューターに同期されていない限り、Slidewiseはそのファイルを解析できません。

Teamsチャネルのコンテンツを同期する方法:
  1. ファイルが保存されているTeamsチャネルにアクセスする
  2. 「ファイル」タブに移動
  3. ツールバー上の「同期(Sync)」ボタンをクリックする。これはTeamsのチャネル内の「ファイル」タブの上部にあります。この操作により、OneDriveが起動してチャネル内のファイルがローカルに同期され、Slidewiseでもアクセス可能になります。

SharePoint Onlineでファイルを開いている場合

Teamsと同様に、もしSharePoint Online上から「アプリで開く(Open in App)」で直接プレゼンテーションを開くと、そのファイルが含まれるSharePointフォルダーがご自身のコンピューターにOneDrive経由で同期されていない限り、Slidewiseは正常に動作しません。

SharePointフォルダーを同期する方法:

OneDrive Businessアプリが実行中で、かつご利用のアカウントにサインインしている必要があります。
  1. WEBブラウザーで、SharePoint/Teams、またはOneDriveのフォルダーにアクセスします。
  2. 同期したいフォルダーに移動したら、上部メニューにある「同期(Sync)」アイコンをクリックします。

  3. OneDriveから「ファイルの同期を開始しました」という通知が表示されます。
  4. 同期されたファイルはエクスプローラーで表示でき、ダブルクリックで開くことが可能です。

BOXからファイルを開いている場合

Boxと同期したファイルを含む「サポートされているクラウドの場所」エラーは、1つのシナリオでのみ確認されました。これは、BoxがPowerPointで接続サービスとして追加される場合です。このようにBoxを接続すると、BoxをPowerPointの「名前を付けて保存する」場所として表示できますが、その結果、PowerPointはマシンの同期フォルダにあるファイルではなく「オンラインファイル」を使用することを意味します。

Slidewiseはこれらのファイルで動作しないだけでなく、オフィスアプリケーションに「api.box.com」に関連する他の問題/ポップアップが表示されることもあります。解決策は、Boxを接続されたサービスとして削除することです。 これにより、Slidewiseはローカルに同期されたファイルで作業できます。

Boxをコネクテッドサービスとして削除する方法
  1. PowerPointを開く
  2. アカウントタブに移動します
  3. 接続されているサービスセクションで、Boxアカウントを削除します

Windows エクスプローラーでファイルを開いている場合

通常、Windowsエクスプローラーからファイルを開く場合はローカルアクセスを想定していますが、以下のような場合には「サポートされていないクラウドのロケーション」エラーが発生することがあります:

●マップ済ドライブ
OneDriveやSharePointのオンライン先をマップ済ドライブとして使っている場合、Slidewiseは機能しない可能性があります。マップ済ドライブは、Slidewiseが必要とする「完全なローカル同期」状態を提供しないためです。これらのファイルをローカルに直接同期されたOneDriveフォルダー内に置くようにしてください。

●名前が変更されたショートカットフォルダー
Slidewiseバージョン2.5以降ではショートカットフォルダー(例: OneDrive/Teamフォルダーに追加されたフォルダー)内のファイルを解析できます。ただし、エクスプローラー上でそのショートカットの名前を変更すると、OneDriveクライアントが古い参照を保持している可能性があります。その場合、以下の手順でOneDriveクライアントを再起動すると、参照の更新がされ、問題が解決する可能性があります。




トラブルシューティング:Teamsチャネル/SharePointフォルダー/その他フォルダーは同期されているが、Slidewiseがファイルを解析できない

内容が同期されているように見えるのに問題が続く場合は、次のトラブルシューティング手順をお試しください:
  1. OneDriveクライアントの再起動
    ①通知エリア内のOneDriveクライアントを右クリック

    ②「Quit OneDrive(OneDriveの終了)をクリック」

    ③OneDriveを起動しなおす

  2. PCの再起動が未実施の場合は実施してください。再起動は潜在的な同期の不具合を解消に役立ちます。

  3. OneDriveクライアントのリセット: この手順はPCとOneDriveの接続をいったん切断して再接続するもので、継続的な同期問題の解決に役立ちます。
    ①Windows+Rを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。

    ②OneDrive実行ファイルのファイルパス(後ろに /reset を付ける)をダイアログの入力欄に入力してください。パスは環境によって異なりますが、以下のいずれかをお試しください。
    %localappdata%\Microsoft\OneDrive\onedrive.exe /reset

    C:\Program Files\Microsoft OneDrive\onedrive.exe /reset

    C:\Program Files (x86)\Microsoft OneDrive\onedrive.exe /reset
    ③コマンドが正しければ、OneDriveのリセットが実行されます。間違っているとエラーが表示されます。正確なパスが不明な場合は、エクスプローラーでonedrive.exeを手動で検索して確認してください。

    ④コマンドを入力したら、Enterキーを押すか「OK」をクリックします。

    ⑤最後にOneDriveを再起動します。Windowsの検索バーに「OneDrive」と入力し、表示されたOneDriveアプリをクリックしてください。これでOneDriveが起動します。

同期済みファイルに関する問題を報告する場合

同期済みのOneDriveまたはSharePointフォルダー内のファイルが開けない問題がある場合、調査のために次の2点を共有していただく必要があります:

A: PowerPointファイルのパス情報

ファイルとローカルファイルのパスは、PowerPointの「ファイル」→「情報」画面で確認できます。画面上部に「パスをコピー」と「ローカルパスをコピー」のボタンがありますので、これらをそれぞれクリックしてクリップボードにコピーされた内容をご提供ください。これらの情報が調査に必要です。

B: OneDriveの設定レジストリファイル

これは、OneDriveがファイルやフォルダーとどのように連携しているかを記述したテキストファイルです。送信前に内容をご確認いただいて、機密情報が含まれていないことをご確認ください。
これらの手順は、1分以内で完了します:
  1. Windows+Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開き、cmdと入力して「OK」をクリックすると、コマンドプロンプトが起動します。
  2. 以下のテキストをコマンドプロンプトのウィンドウに貼り付けて、Enterキーを押します。
    reg export HKCU\SOFTWARE\SyncEngines\Providers\OneDrive onedrive.txt
  3. Windowsエクスプローラーを開き、アドレスバーに以下を貼り付けます。
    %userprofile%
  4. そのフォルダー内に"onedrive.txt"というファイルがあり、その中にレジストリ情報が記録されています。

C: OneDriveの構成フォルダ

これは、OneDriveがどのようにコンピューターと連携しているかに関する追加情報を含んでいます。機密情報が含まれている可能性はほとんどありません。
以下の場所に移動し、そのフォルダー内のファイルをすべてZIP圧縮してください:
%localAppData%\Microsoft\OneDrive\settings


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