PowerPointで画像を圧縮する方法

PowerPointで画像を圧縮する方法

Slidewise の 「画像検証」では、プレゼンテーションのファイルサイズを増大させている画像があるとレポートされることがあります。その主な理由は次の二つです:

  1. 大きすぎる
    → スライド上で縮小表示されているにもかかわらず、実際の画像サイズが非常に大きいことを示しています。

  2. 圧縮率が低い
    → 画像の寸法に対してファイルサイズが異常に大きいため、サイズはそのままに圧縮率を上げる余地がある可能性があることを示しています。

これらの問題を解決することで、プレゼンテーション全体のファイルサイズを削減することができます。 

縮小しすぎている画像は、通常、表示に合わせて実際の寸法を小さくする必要があります。
圧縮が不十分な画像は、別の形式に変換するか、圧縮率を高めて再保存することで最適化できます。

対応策

上記のいずれかの問題に対処する方法はいくつかあります。
まず、完全に自動化された解決策が必要な場合、 NXPowerLiteの使用をお勧めします。プレゼンテーション全体を数秒で解析し、画像をリサイズおよび圧縮することができます。
もしくは、PowerPoint の「画像の圧縮」機能を使って、個別の画像またはプレゼンテーション内のすべての画像を圧縮することもできます 。

手動で編集して解決したい場合は、画像を最適化するために必要な対応について以下のガイドラインを参考にしてください。

サイズが大きすぎる場合

このような画像には、Slidewise の「インスペクター」を使って、理想的にどれくらい小さくすべきかを確認できます。「PowerPoint で表示」を選択すると、Slidewise がその画像の位置にジャンプし、右側ペインの下部にあるインスペクターウィンドウでさらに詳しい情報が表示されます。

この例では、「画像サイズ」(画像の元のサイズ)と、「表示サイズ」が表示されています。「倍率」では、画像が 1080p 表示に対してどの程度縮小されているかを示します。これにより、画像の寸法をどれくらいまで縮小できるか、視覚的に劣化が生じる前の目安がわかります。

画像の簡単な編集方法は、Slidewise 内で画像を右クリックし、「画像をエクスポート」を選択します。

その後、お気に入りの画像編集ソフトで画像サイズを縮小し、再度 Slidewise 上で画像を右クリックして「画像を置き換え」機能を使うと、小さくした画像に更新できます。

圧縮率が低い場合

JPEG
画像が JPEG 形式の場合、単純に「低画質設定」で保存し直すだけでOKです。これは圧縮率を上げる代わりに若干の画質低下を伴いますが、ほとんどの場合、視覚的に気にならない程度でファイルサイズを大幅に削減できます 

PNG
画像が PNG 形式で「圧縮不十分(Poorly compressed)」と判断される場合、たいていは JPEG に変換したほうがファイルサイズが劇的に小さくなります。PNG は写真のような画像には最適化されておらず、サイズが非常に大きくなりがちです 。

ただし、平坦な色面が多い画像の場合は、PNG を 8 ビット化するなど色数を減らすことでファイルサイズを縮小できる場合があります。多くの画像編集ソフトには「8-bit PNG(小さいファイル)」などのオプションが用意されています 。


トリミングされた画像

トリミング部分を削除する手順:
  1. PowerPoint で対象の画像を選択し、「図の形式」タブを開きます。
    ※ Slidewise 内で画像をダブルクリックすると、自動的に PowerPoint 上で選択され、このタブが表示されます。

  2. リボンから「図形の圧縮」オプションをクリックします。

  3. 表示されるダイアログで「図のトリミング部分を削除」チェックボックスにチェックを入れます。

  4. 選択した画像の切り抜き部分のみ削除する場合は、「この画像だけに適用する」にチェックを入れます。

  5. 「OK」をクリックします。

自動生成画像

このセクションに表示される画像は、特定の画像が追加または変更されたときに PowerPoint によって自動的に生成されたものです。たとえば SVG を挿入すると、PowerPoint は後方互換性のために自動でその PNG バージョンを生成します。同様に、PowerPoint 上で画像に効果やカスタマイズを適用すると、それに応じた PNG が作成されます。

対応策については、「SVG 画像を PowerPoint に追加すると、ファイルが非常に大きくなることがあるのはなぜですか」の記事をご覧ください。